第10回上流工程勉強会

要件定義を「Enterprise Architect(略:EA)」又は「要件のツボ」を使って要件を定義しました。私は今回、EAを利用して要件の定義を進めました。

午前中はレクチャーとツールを使った基本的な定義方法を説明いただきました。
EAと要件のツボ両方の基本的な操作及びそれらを利用した要件の取りまとめを行い、非常に分かりやすい説明でした。

ちょっと追いつけない点はありましたが、RDRA用テンプレート(http://k-method.jp/temp/dl_template_v1_2.eap)に文章説明があり、まとめ方のポイントを見ながら進めることができました。また、作成フローもあり、そこからのそれぞれのポイントにいけるのでその点は非常によいと感じました。

午後からは各自自分のテーマで要件定義を行ました。

私のレベルは非常に低く「図書館の本の検索」を題材にしてみました。
まずは、テンプレートの利用になれるのが目的で、身近な(仕事に関連する)題材だと時間的にむずかしいかと考えました。
要件定義に不慣れ、テンプレートになにを定義していくべきなのか等、自分の抱える問題が多々あり、途中で終了...
残念....

他の方のレベルは高く、非常によくまとめられていました。
「そのシステムならば、こんなWeb APIをつかうといい」など、意見交換を盛んで非常によいセッションでした。
まあ、私の低レベルな要求定義の内容には当然意見などないですが(^^;

全体を通じて「要件のツボ」は、文章で要件を構成していくので非常に簡単に感じる。まとめやすさを改めて認識。

EAは、図解で目には入りやすい。図なのでそのパーツの意味を理解する必要があるが、プロジェクト全体(要件定義、要件見直しのためのロバストネスによる解析、クラス定義、ステートマシン、シーケンス、アクティビティ、画面概要設計)などひとつのファイルにまとまるのは魅力である。

「要件のツボ」で作成した要求をEAに取り込むこともできる。

両方でいえることは、「利用シーン」を意識すること。これに着目する神崎さんはすごい!

非常に、刺激をうけ勉強になった勉強会、次回も楽しみです。(次回はDDD:ドメイン駆動開発?)

以下、上記内容の関連サイト
神崎コンサルノート
要件定義支援ツール<要件のツボ>
設計開発支援ツール Enterprise Architect 概要と特徴
要件定義の株式会社バリューソース | 私たちはUMLを使った網羅的で整合のとれた要件定義手法を提供します
【RDRA】リレーションシップ駆動要件分析